第１回「葛根湯って知っていますか？」

「葛根湯」は、「かぜのひきはじめに効く漢方薬」として多くの方に知られていますね。
では、「かぜ」とは具体的にどのようなものか、詳しく見てみましょう。

「かぜ」とは、主に上気道（鼻やのど）に炎症が起こる急性の感染症です。

症状：くしゃみ、鼻みず、のどの痛み、せき、頭痛、発熱等が複数同時に現れる。
原因：80 ～ 90 ％がウイルス感染によるもの。ウイルスは 200 種類以上あり、症状はウイルスによって変わる。
治療法：かぜのウイルスに直接効く薬はなく、対症療法が中心。

葛根湯は、体を温め、発汗を促し、免疫力を高める手伝いをしてくれます。 かぜのひきはじめ（悪寒、頭痛、発熱、肩こり等）にピッタリですね。