◆阪本漢法の八味地黄丸の高品質性
 阪本漢法では、この丸剤とエキス剤(湯剤)の違いを、科学的に研究しました。その結果、湯剤(エキス剤)には “かおりの成分(精油)”が非常に少なく、丸剤と湯剤では成分的に差のあることが実証されました。
1.八味地黄丸の生薬粉末と熱水抽出エキスの成分

Cinnamic aldehydeは生薬 桂皮(ケイヒ)の有効成分で あり、鎮静作用・心臓収縮 力増強作用・抗菌作用が あります。 C6H5CH=CH-CHO Cinnamic aldehyde Paeonolは生薬牡丹皮(ボタ ンピ)の有効成分であり、 日本の薬学で初めて新化 合物として構造研究された ものです。消炎(抗炎症) 作用・抗菌作用があります。 牡丹皮にはほかに paeoniflorineも含まれ、鎮 痛・鎮痙作用を示します。
2.原料生薬を科学的に厳しく選定
 阪本漢法の八味地黄丸は、原典通りの丸剤にして、最高の品質に安定させるために、 原料生薬の選定には厳しい「目きき」をしています。  
 とくに加工附子のロット選定に当っては、コットンベレット法およびアジュバント 関節炎病熊モデルを用いて、抗炎症作用を指標として行っています。
(i)コットンベレット法による加工附子の抗炎症作用 コットンベレット法は、ラットの背部に埋めこんだ 綿球(約50mg)の周囲につく肉芽組織の重量を 測定する方法です。加工附子・ステロイド剤は、 肉芽組織の増殖を抑制して、抗炎症作用を現わします。 (ii)アジュバント関節炎に対する加工附子の抗炎症作用 アジュバント関節炎は、人型結接死菌をラットの後肢に 皮内注射して、発症した炎症です。 加工附子・ステロイド剤は、この炎症を鎮める働きが あります。
3.原典の基準に合致した服用量

原典・(金匱要略)

梧子(アオギリの実)大
約300mg

1日量 15丸×2回

約9g

阪本漢法の八味地黄丸

丸剤 320mg

1日量 10丸×3回

約9g